【院長コラム】薬や手術に頼るその前に。整形外科医がたどり着いた「メディカルトレーニング」という新しい選択肢

こんにちは、やえこふクリニック院長の福島です。

当院の公式サイトをご覧いただき、ありがとうございます。

このページにたどり着いたあなたは、きっとご自身の健康や、将来の体のことに、何か真剣な想いをお持ちなのだと思います。

今日は、私がなぜ「治療も投薬も行わない」という、少し珍しいスタイルのクリニックを立ち上げたのか。

その原点と、私たちが提供している「メディカルトレーニング」についてお話しさせてください。

「手術は成功した。でも…」外科医時代に感じた葛藤

私は20年以上、整形外科専門医として医療の現場に立ってきました。

手術室でメスを握り、多くの患者さんの怪我や病気を治療してきました。手術は成功し、機能は回復する。それは医師として何よりの喜びです。

しかし、同時にある「問い」が常に心にありました。

「なぜ、ここまで悪くなる前に防げなかったのか?」

「手術で形は治っても、なぜ痛みや不調を繰り返す人がいるのか?」

現代社会は、私たちの体に過酷です。

かつて土の上を歩いて自然に養われていたバランス感覚は、コンクリートの平坦な道によって失われました。

長時間のデスクワーク、栄養価の低下した食事、そして情報の洪水によるストレス。

これらは静かに、しかし確実に、私たちの「治る力(自然治癒力)」を削いでいます。

病院で病名がつく前の段階、いわゆる「未病」の状態や、慢性的な不調に対して、従来の「薬を出して終わり」「痛くなったら手術」という医療だけでは、限界があると感じたのです。

世界基準の「PM&R」という考え方

転機となったのは、米国スタンフォード大学での研究生活でした。

そこで私は、「PM&R(Physical Medicine and Rehabilitation)」という診療科に出会いました。

これは、手術や薬に頼り切るのではなく、運動療法や生活指導を通じて、患者さん自身の「回復する力」を最大限に引き出す医療分野です。

「これだ!」と思いました。

日本にはまだない、この「自ら整える力を育てる医療」を届けたい。

その想いが、やえこふクリニックの原点です。

医師が伴走する「3つの教室」

当院は、医療機関としての専門知識を基盤にしながら、あえて医療行為を行わず、「健康を学ぶ・育てる」ことに特化したメディカルトレーニングを提供しています。

私たちが用意したのは、あなたの状態に合わせて選べる3つの入り口です。

🏃‍♀️ 1. からだの教室(EKOフィジカル)

「一生歩ける体をつくりたい」「慢性的な痛みを自分でケアしたい」という方へ。

整形外科医の視点で、あなたの骨格や癖を見抜き、無理なく続けられる「あなた専用の運動処方」を行います。ジムのような筋トレではなく、機能を取り戻すための医学的なトレーニングです。

🧠 2. こころの教室(スライブトレーニング®)

「ストレスで体調を崩しやすい」「思考がぐるぐるして止まらない」という方へ。

心と体は繋がっています。医学的根拠に基づいたメンタルトレーニングで、感情や思考の癖を整え、ストレスに負けないしなやかな心を育てます。

🌿 3. ウェルネス教室

「何を食べても疲れる」「眠りが浅い」という方へ。

睡眠、栄養、生活環境など、ライフスタイル全体を医師の視点で見直し、根本的な「元気」の底上げを目指します。

「自分の主治医は、自分」になるために

やえこふクリニックが目指すゴール。

それは、あなたが当院を卒業し、「自分の健康を、自分で守れるようになること」です。

  • 病院の検査では「異常なし」と言われたけれど、辛い。
  • 薬を飲み続ける生活から抜け出したい。
  • 将来のために、今から正しい体の使い方を知りたい。

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

完全予約制・オンライン対応ですので、ご自宅からリラックスしてお話しいただけます。

あなたの人生が、より健やかで、あなたらしく輝くための「作戦会議」をしましょう。

お会いできるのを楽しみにしております。


やえこふクリニック 院長

福島 八枝子

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よくあるご質問

Q. メディカルトレーニングとは何ですか?
A. 医師の専門知識に基づいた、心と体の健康促進プログラムです。「こころの教室」「からだの教室」「ウェルネス教室」の3つから、ご自身のニーズに合わせて選択いただけます。

Q. 「自由診療(自費診療)」とは違うのですか?
A. はい、異なります。自由診療は「保険が効かない医療行為」を指しますが、当院のプログラムはそもそも「医療行為(医行為)」に該当しません。
厚生労働省が定める「遠隔健康医療相談」や「教育」の枠組みで行うため、診断・治療・投薬は一切行わず、医療機関としてのカルテ(診療録)の作成もございません。

Q. 保険は適用されますか?
A. いいえ、適用されません。上記の通り医療行為ではないため健康保険は使えず、すべて自費による教育・コンサルティング契約となります。

Q. オンライン相談は可能ですか?
A. はい、可能です。当院ではオンラインでの健康医療相談を主軸としており、全国どこからでも、ご自宅にいながら専門医のアドバイスを受けることができます。

院長プロフィールと実績

院長:福島 八枝子(Dr.EKO)
医学博士(健康科学スポーツ) / 日本整形外科学会認定専門医 / 認定産業医 / 米国スタンフォード大学病院PM&Rスポーツ医学・元研究医 / 米国ピッツバーグ大学病院PM&R・元研究医

■ 主なメディア掲載・出演歴

  • 日本経済新聞 医療面(2015年10月20日):
    「サルコペニア知って備える」特集にて、整形外科専門医としての取り組みが紹介されました。
  • CareNet 医療ニュース(2019年5月13日):
    医学博士として発表した「骨格筋がもたらす肥満女性のインスリン抵抗性改善」に関する論文が、その独創性から医療ニュースとして取り上げられました。
  • メディゲート 医師ペディア(2019年5月16日):
    日本人として初めてスタンフォード大学PM&Rスポーツ医学診療部の研究医となった経緯についての単独インタビュー。
  • 神戸新聞(2019年10月17日):
    「神戸マラソン特集」にて、ランナーの障害予防について医学的に解説。
  • BS放送「キラボシ」新春特大号(2020年1月4日):
    スポーツリハビリテーション外来での診療風景と、患者様を支える姿が放映されました。

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Dr.EKO博士

医師・医学博士/産業医・PM&R研究医

整形外科専門医。スタンフォード大学研究医としてPM&R分野を研究後、現在は〈スラトレ®〉を中心に、ウェルネスと自己変容を支援するトレーニングおよびコンサルティングを提供中。上質な暮らしを望む方に向けた「YAEKOFU」では、人生を再設計する深い対話と伴走を行う。

▶︎ 株式会社ヤエコフやえこふクリニック