12月21日
EKOフィジカルが大切にする:人間のデフォルト機能
EKOフィジカルは、身体が本来持つ“デフォルトの能力”を引き出すために設計されたフィジカルトレーニングです。
無理に鍛えるのではなく、関節・筋肉・神経がもともと持つ自然な機能を丁寧に呼び覚まし、
怪我をせずに健康を限りなく高めていくアプローチを採用しています。
中心となる5つの要素を以下にまとめます。
1. マイオカイン分泌
運動によって筋肉から分泌される「マイオカイン」は、近年“運動ホルモン”として注目されています。
代表的なマイオカイン:
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IL-6:抗炎症作用・糖代謝調整
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BDNF:脳機能向上、神経保護
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Irisin:褐色脂肪活性化、代謝促進
EKOフィジカルは、強制的な高強度運動ではなく、
怪我をしない範囲でマイオカイン分泌を最大化する運動設計を大切にしています。
2. 関節可動域の拡大
可動域は「身体が動ける範囲」であり、年齢とともに狭くなっていきます。
可動域が広がることで、
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筋肉の収縮が効率化
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怪我の予防
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姿勢・代謝の改善
につながります。
特にEKOフィジカルが導入している
遠心性収縮を応用したストレッチは、短時間で可動域を改善することが
安藤らの研究で示されています。
(私見)
誤ると怪我のリスクが高い特殊技法のため、一般には広まりにくいと感じています。
3. 関節潤滑液の分泌促進
関節は「滑らかに動くことで健康を保つ」構造です。
その潤滑を担うのが「関節液(滑液)」。
適切な動きが加わることで関節液が産生され、
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軟骨の保護
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痛みの予防
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動作の滑らかさ
が改善します。
可動域と潤滑液は互いに影響し合うため、
EKOフィジカルでは両方を同時に整えていきます。
4. 遠心性収縮を活用したストレッチ
遠心性収縮=伸びながら力を発揮する筋活動
例:重いものをゆっくり下ろす動きなど。
この収縮は
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強くなる
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伸びる
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痛めにくい
という特徴を持ち、他のストレッチより合理的です。
EKOフィジカルは、この遠心性収縮を「安全に」行う方法として体系化しています。
5. 伸張反射の抑制
筋肉が急激に伸ばされると、守ろうとして縮む反射があります。
これが強いと怪我につながります。
EKOフィジカルのストレッチは、
伸張反射を抑えつつ柔らかくする“安全性の高い方法” を採用しています。
まとめ
身体の機能は「使い方」を変えるだけで驚くほど変化します。
EKOフィジカルは、関節・筋肉・神経のデフォルト機能を取り戻し、
健康寿命を延ばすための“科学的で、しかし無理のない”方法です。
関節も人生も、緩くいけば可動域(可能性)は広がる。