筋肉に優しさを — 過度な負荷をかけずに体を整えるケア入門

この記事のポイント:Dr.EKO博士(整形外科医・医学博士)が、デスクワークやスマホなど現代生活の中で日々固められ負担を重ねている筋骨格系システムに、一度だけ「優しさ」を向けてみませんか、という視点をお伝えします。

私たちの体は原始時代からほぼ変わっていないのに、生活様式だけが急速に変わり続けています。毎日「不動」に耐え、健診結果に合わせて急な負荷をかけられてきた筋骨格系に、一度「優しさ」の視点を向けてみる時間を大切にしませんか。

原始時代から変わらない体と、急激に変わる生活様式

これまで、さまざまな試練に耐えてきたのは筋肉でした。私たちは本来「動物」ですので、文字通り「動くこと」が快適な生き物です。容姿こそ変化が見られますが、体を構成する臓器自体は原始時代とさほど変わりありません。こんなにテクノロジーが発展しても、いまだに「食物を食べる」という方法でしか栄養を取り入れる手段はありませんし、息を吸わなければ生命の危機が訪れます。AIが発展しても、心臓の鼓動はコンピュータ制御できません。

デスクワークという「不動の修行」

生活様式の変化はめまぐるしいですが、私たちの体は原始時代と同じとお考えください。すると、ここ20〜30年で急に現れ主役となった「デスクワーク」という名の、体を「不動」にする修行は、筋肉や関節を固めます。固められた筋肉や関節の位置に、その走行場所を指定される靱帯や神経、血管もまた縮められるのです。

スマホという新しいウェポン

「スマホ」は、また違った形でのウェポン(Weapon:武器や試練)です。美しいS字を描く頚椎の生理的湾曲は無視され続け、スマホにご主人様の意識はすべて奪われます。

健診結果がもたらす、もう一つの試練

毎日固められ、短くなり、形さえも変えられてきた筋骨格系システムは、健康診断の結果によって次の負担を強いられます。

内科医が運動しなさいと言えば、急に引き伸ばされたり、重りによる負担を何度も与えられたりします。歪んだ形は一撃で正そうとされることもあります。次の検診結果が良くなれば、この試練は突如なくなり、またいつかやって来る恐怖心に負けず、ご主人様を健気に支え続けます。

ご主人の機嫌や考え次第で、その立場をコロコロ変えられてきた筋骨格系システム。中には、40〜50年間、放置されてきた筋骨たちもあるでしょう。

筋肉側の気持ちになって考えてみる

一度、筋肉側の気持ちになってお考えいただけたら幸いです。EKOフィジカルを通して、筋骨格系へ優しさを届けましょう。

まとめ

毎日のデスクワークやスマホ姿勢、そして健診結果による急な運動指導など、筋骨格系は常に「ご主人の都合」で扱われてきました。EKOフィジカルは、そんな筋骨格系に「優しさ」を届ける視点で生まれたメディカルトレーニングです。まずは一度、筋肉側の気持ちを想像することから大切にしていきたいですね。

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※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
最終更新:2026年4月

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Dr.EKO博士

Dr.EKO博士(YAEKOFU)

医師・医学博士 / やえこふクリニック院長

医師として保険診療の現場に立ちながら、ある問いが消えませんでした。「今出ている不調を取り除くだけで、その人は本来の自分に戻れているのか」。スタンフォード大学でEIを学び、分子栄養療法・スラトレ®を統合した独自のアプローチを確立。完全自費・マンツーマンで、エグゼクティブ・医師・リーダーの「本来の自分への回復」を支援しています。

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